Lucas Meijer

Lucas Meijer

Lucas Meijer

参考になるテクニック満載なのでLingo使いは必見。メーリングリストでもおなじみの方。アイザワは IGPXが特にお気に入り。

 

近況

更新が少なくなると、本業の方が忙しいという。ええ、そういうことです。ムラがあるのはショウガナイと自分を納得させてるところ。 Google Earthで遊ぶ暇もなく、もちろんZAW島の方もほったらかし。。Google Earth上のアバターコミュニティーにしてやろうみたいな当初の勢いもなく。。。とりあえず、個人的なことはさておき、イークラフトの藍澤は来週なかごろまで九州に滞在予定ですので、東京の方の電話は繋がりません。世間的にもお盆休みと言うことで問題もないと思いますが。メールは毎日見てます。

来週からまたちょこちょこがんばろうと思います。珍しくなんか日記帳。そういえば最近Flash触ってるけど、ActionScriptもやっぱりおもしろい。でも、Lingoの単純なところがもっと好き。Lingo使い出した当初はなんだコレはって感じだったけど。今じゃクラスよりも親スクリプトって方がしっくりくるし。現役だけあってなにごともLingo使う方が速かったりするし。アイザワは誰もと同じように Cからプログラミングに触れたわけだけど、その当時はやっぱり意味の分からんことばかりでつまらなかったなぁ。 Lingoが始めて触れる言語だったらきっともっと楽しかっただろうに。。だって、データ型の指定とかだって人間工学的には必要ないし、その点Lingoは削れに削られた感じで、でも一般的なプログラミング言語の基本的なところは押さえてるし。実は入門は CやJavaじゃなくてLingoからって時代が来るんじゃないかとか妄想してみたり。何にしても、現役のLingo使いからは期待されてないモノを人に勧めるわけにもいかないけど。最後のLingoユーザ世代に僕らはなるんじゃないかという危惧もあるわけで。その反面、ツールはただのツールでDirectorがなくなっても他の代用ツールがあるわけだからそこまで困るわけでもないけど、さみしさはあるよな。母校がなくなったときはそこまで寂しくなかったけど、Directorはちょっと寂しい。なんか、Directorは終わったみたいな流れだけど、新しいバージョンは出るらしい。だけど日本ではまったく盛り上がらないのは、ホントユーザが少なくなってきたからなんだろうな。先人達もFlash一本って感じだし。

ああ、ふと思ったけどプログラミング言語と同じくらい何カ国語もしゃべれたら嬉しいなぁ。 

 

sawtooth - のこぎり歯の現象

SW3D ATI bug

dirGames-Lで ATI社製のグラフィックカードでよく起こる、「sawtooth(のこぎり歯)」現象について議論があったので自分的まとめ。そもそも、以前書いたように 一部のATIではDirectXの depthBufferDepthが24でなく16しか使えないみたいなことがあるみたいだけど。 ともかくとして、現象は、どっちのポリゴンが前か後ろか分からないから適当に描画されて「のこぎり歯」になってしまう。
何でかというと

  • モデリングした時点でポリゴンがほぼ同位置に重なっている。
  • 表示深度が浅い(depthBufferDepth = 16)。

「重なる」というのが微妙な表現だけど、例えば 10m離れたポリゴン通しでも、数キロメートルのスケールで離れて見れば「重なってる」ということに。 で、回避策は

  • 表示深度を深くする(depthBufferDepth = 24)。
  • カメラの描画開始位置を深くする(hitherを20か40まで大きくする)。
  • ついでにカメラの描画終了位置も最低限に(yonを小さく)。
  • モデルの階層関係を変更する。
  • モデリングし直す。

カメラの hitherとyonで解決できるのは知らなかった。今度問題があれば試してみよう。それはそうと、最近「Dir3d-l」でShockwave3D語ってるのが盛り上がってる様子。 僕らみたいに、未だに日本で Shockwave3Dやってる人たちには期待させるような内容だね。ともかく次期バージョンで、新Shockwave3Dが登場することを期待してボチボチやっていこう。

 

Downhill Duel

Downhill Duel

Downhill Duel

自転車で下っていく、ダウンヒル レーシング。地形具合とかはなかなかおもしろい。あと、カメラアングルによるスピード感の演出とかも素敵。影武者(ゴースト)と戦えるのも定番ながら良い。ビジュアルとしては、レンズフレアとか砂埃とか。 オーサリングは inbox games。

 

Adobe Playerなるものはありますか?(希望)

get Adobe Player

いっそのこと、Adobe Playerでまとめてくれたら。PDFも Flashも Shockwaveもプラグイン云々がオーサリングする側としてはラクなんだけどなぁ。ユーザも幸せ。で、ついでにブラウザのツールバーよりも、QuickTimeとかバンドルしてくれるともっと嬉しい。で、いつの日か誰も普及率なんて気にしなくて良くなるとか。。。どこかにそんなうわさ話でてない? そもそも Flashは Shockwaveの一部機能として存在してる解釈もできるわけで、Adobe Readerに、Shockwaveエンジンを搭載させるだけで、Shockwaveコンテンツ付きのPDFも作れるみたいな。。。そしたら、Acrobat 3D以上のインタラクティブな3DコンテンツがPDFで観覧できるし。 せめて、フロントエンドだけの「Adobe Player」なるのを作って、現状の Flash、Shockwave、Adobe Readerのそれぞれに振り分けてくれるだけでも充分。

 

Adobeな Get Shockwaveバナー

Adobe Shockwave Player
Get Adobe Reader

Get Flash Player

Get Shockwave Player

いつの間にか、Get Shockwaveバナーが変わっていた。で、Adobeの冠がつくように。線が細いデザインであっさり過ぎ、あまり好きじゃないなぁ。フォントはイマドキに格好良くなった。多分、 Myriadっぽい。Adobeになって、デザインに使えるフォントの引き出しが増えたね。DirectorにもAdobeフォントがバンドルされるようになったら嬉しい。でも、バナーのデザインがイマイチ。「Adobe Reader」に無理矢理あわせたようなデザインで、窮屈すぎ。昔のバナーデザインはこちらに保管してる。

 

QTエクスポート

QTエクスポート

既存の QuickTimeムービー(*.mov)や連番画像ファイルから、さまざまな QuickTime形式へ書き出します。QuickTimeが持つ書き出し機能をフルに使えるので、最新のH.264コーデックに変換できますし、AVI形式、ipod用、携帯用のファイル形式へも書き出すことができます。加えて、連番ファイルを結合してムービーにすることも可能です。

QTエクスポートの機能・特徴

  • QuickTimeの書き出し機能がフルに使えるので、様々な形式で書き出し可能。
  • 連番ファイル(イメージシーケンス)を結合してムービーを作成。
  • QuickTimeが必要。
 

はまる戦略シミュレーションゲーム。 - IGPX

IGPX

IGPX

コレはハマッた戦略シミュレーションゲーム。頭を使って数日は楽しめる。これはもう素敵すぎ、ハマリすぎ。操作は見たまま。敵はいつも自分よりも強い武器を持ってるので注意。壁や建物に隠れながらコソコソ倒そう。 オーサリングは Lucas Meijer。彼のコンテンツの中で一番のアイザワのお気に入り。実はFlashでもできそうなゲームだけど、shockwave3D。動的シャドウ落としてるし、ライトマップもついてるし。地味に技使ってる。

 

馬 障害飛越競技 - Show Jumping

patio

ShowJumping

新作というか、以前のゲームの焼き直し版? ジャンプするだけの単純なゲームのはずなんだけど、ちょっと奥がありそうで、意外と難しい。ライセンス買ってくれる人募集してしてる。オーサリングは Lucas Meijer。特に新しい手法は見あたらないけど、この手法で影を落とすゲームってそう多くない。彼は好んで使うけど。

 

reloj

patio

reloj

環境マップがそれらしく貼ってあって、ヘアラインのテクスチャも良くできてる。ギミックもあり。オーサリングは vector001

 

CAD図面をGoogle Earthに表示しよう。

CAD図面を GoogleEarthに表示

流行るかもしれないし流行らせたい、Google EarthにCAD図面を重ね合わせるの。Google Earthを使う大きな恩恵が、図面にリアリティがでるということ。CADの線形だけだと、この線形はどの道路でこの建物はどの線形かなど頭の中で繋がりにくい、イメージしにくい。知らない土地ならなおさら。Google Earthで線形に衛星(航空)写真を重ねると、線形をイメージするのに大きな助けになる。とはいえ、おもしろいけど、規模の大きな設計じゃないと意味はなさそうな話。プレゼンテーションとかで使うと格好良いかも。特に道路系だと、図面だと感じにくいスケールや距離感などが Google Earth使うことで途端に現実味がでるんじゃないかと思ってるけど。どうかな。

 

patio

patio

patio

最近は ライトマップが標準化してきたね。まだまだ海外から新しいコンテンツが生まれるのは嬉しい限り。チュンチュンという小鳥を思わせるサウンドがなんとも爽やか。オーサリングは vector001

 

KML ver2.1

どうやら、あと少しの命になりそうな SOLA G1。 次期バージョンのGoogle Earthのベータ版が公開されて、合わせてKMLの仕様もバージョン2.1になるとのこと。で、KML ver2.1の仕様書をみると。。。なんともの凄いアップデート内容。既存の 3Dファイルフォーマットがそのまま読み込めるらしい。わざわざ、KMLの経度緯度に変換しなくて済むんだって。さらにテクスチャも使えるの? ということで SOLA G1の出番は全くなくなりそうだ。残念、Google Earthの次期バージョンが普及するまでの何とも数ヶ月の短命なツールとなってしまった。なかなかお気に入りだったのに。。。

3Dファイルの読み込み COLLADA(*.dae)

で、KML ver2.1で新しくサポートされるのが、COLLADA(*.dae)ファイルらしい。知らん、始めて聞くファイルフォーマットだ。。想像するに XMLなファイルフォーマットなんだろうと思うけど。後日ゆっくり調べてみよう。

ラジオボタン

コレは凄く欲しかった機能。今まではチェックボックスで表示させるかさせないかだけだったけど、チェックボックスでグループ化した中からひとつだけ表示させることが出来る。。ZAW島でこの機能がもの凄く欲しかったのでコレは嬉しい。

LODとかネットワークリンクとか

あとは、大容量のデータを扱うときに便利な LOD関連や、ネットワークリンクの更新関係。

とにかく Google Earthで 3Dを表示するのにパワフルなバージョンアップとなった KML ver2.1。 これは楽しくなりそうだ。そして、テクスチャも使えるということになれば、色んな表現ができるし、SOLAコンテンツを アース上で再現できる可能性も出てきた。Google Earth 4が正式バージョンになったら、ガンガン新しいコンテンツを発表したい。

 

KMLの読み込みと、CAD図面の書き出し

CAD図面を GoogleEarthに表示

SOLA G1、修正してバージョン1.6にした。今回のちょっとした目玉はかねてから要望のあった、KMLファイルからのエクスポート。KMLファイルを読み込み、OBJファイルで書き出せるようにした。ただ、KMLファイルの性質上、誤差が生じるので、OBJ→KML→OBJとしてもまったく同じOBJファイルにはならないよ。原点の場所にもよるけど許容範囲内の微妙な誤差が出ると思う。KMLファイルの Styleを IDで指定しているマテリアルは、*.mtlのファイルに色と透明度を書き出す。KMLファイルからのコンバートは以前から要望が出てたもので、ようやく搭載できた。

個人的に気に入った機能追加として、DXFファイルの線形をコンバートできるようにした。今までもDXFは読み込めてたけど、ポリゴンだけだった。3Dばかりに気を取られていたけど、CAD図面の線形を、Google Earth上に表示するのも需要がありそうだ。読み込める線のタイプは、AutoCADで言うところの線分(LINE)。円弧やポリラインなどは読めない。KMLには今のところ線分しか記述できないからね。線分以外の線形はすべて分解して線分にしてから SOLA G1で KMLにコンバート。で、こんな図面ライクなKMLファイルの出来上がり。z値が0だと、表示が切れたりする部分が出るかもしれないので、若干高くしてあげるとキレイに表示される。このサンプルは高度1mに置いてる。CADで高くするのも良いけど、SOLAのトランスフォーム変換使うとラクです。

 

KML Converter ver1.6 - SOLA G1

3DtoKML

SOLA G1で KMLファイルを作成 - ver1.6

SOLA G1は Google Earthのための 3Dモデルを作成する 変換ソフトです。KML、KMZファイルを作成できます。本ソフトウェアはフリーウェアです。非営利的かつ個人的に利用する目的で使用できます。

SOLA G1 ver1.6更新内容

  • KMLファイルの読み込みから、OBJの書き出しへ対応
  • DXFファイルの線分も書き出し可能に
  • DXFファイル読み込みの高速化
  • KML書き出しフォーマット、若干の修正
  • 0. インストールとアンインストール

    インストール作業は必要ありません。アンインストールは、フォルダごと削除して下さい。レジストリやその他諸々ゴミは残りません。

  • 1. 変換するファイルを選択

    3DS、DXF、OBJ、W3D形式のいずれか。

  • 2. トランスフォームと座標系

    3Dファイルの座標系と基本単位を変更。変換のための標準は、東西が X軸(東+、西-)、南北が Y軸(北+、南-)、高度がZ軸。基本単位はメートル。もし、3Dファイルが標準と異なる場合は、入力欄でトランスフォームを変更。

  • 3. 経度と緯度、高度の設定

    原点の経度(Longitude)と緯度(Latitude)を入力。Google Earth (WGS84)の測定値で、値は10進数の角度。Altitudeは地面とジオメトリの関係を選択。Lineにチェックを入れると、ポリゴンのエッジを描画。

  • 4.Convert

    ボタンを押してコンバート開始です。

みんなで Google Earthを楽しみましょう。

 

Visita virtual a San Millan de Suso

平面直角座標系の歪み

Visita virtual a San Millan de Suso

内観と、外構のウォークスルーコンテンツ。なかなか丁寧に作られてあって気持ちがよい印象。内観にはライトマップ。オーサリングは vector001

 

Google Earthでドラゴンを飛ばすアニメーション。

Google Earthで 3Dアニメーション

Google Earthで 3Dアニメーション

Google Earthに、自分の作った 3Dモデルを表示させるのは問題なくクリアした。SOLA G1も問題なく働いてくれている。さて、すると次のハードルはもちろんアニメーション。それも 3Dポリゴンを動かすアニメーション。KMLにキーフレームなんかのデータを埋め込めて Google Earthが処理してくれれば良いんだけど。今のところはできない、、、と思う。ハックとか調べてないし、新しいバージョンも出たらしいけど。とりあえず、今の自分のアイデアで手軽に実現できる方法でやってみよう。
Dragon Fly Demo [KML]

どうですか? ボクの環境ではこんな感じで動いてる。ネットワークリンク使って、1秒ごとに更新してるだけなので、最大キーフレーム毎秒1コマなところがちょっと悲しいけど。あと更新中に描画が止まってしまうし。リンク先のデータは CGIで、アクセスした秒数によってあらかじめ用意してある 60個のKMZを返してるだけ。しかし、色々と制約のあるアース上で遊ぶのは楽しい。

もうちょっと、容量が小さくて低ポリゴンだったら良かったかも。でも、どうしてもこのドラゴンを飛ばしたかった。。。。

 

ドラッパ W3D Viewr ver3.0

W3D ドラッパ

久しぶりにドラッパ登場。さらに半年ぶりの更新。Shockwave3Dが今後どのようになろうが、アイザワには関係ないみたいな勢いで、日々W3Dファイルを扱っている。で、いい加減使いづらくなってきたので、新しくコーディングし直したのが今回のドラッパ。観覧機能はベーシックだけど、使いやすさ向上を目指した。なかなか良いインターフェースになった。そして、いらない機能をそぎ落とし、with 3DPIがメイン用途。ドラッパから 3DPIを立ち上げると、3DPIで日本語が表示できるオマケ付き。

ドラッパの機能・特徴

  • ドラッグ&ドラッグな W3Dファイルビューア。
  • 使いやすい観覧ツールで、快適なビューア。
  • 3DPIとの併用が可能。
 

Rayの代わりに Locを使うための前置きデモ

Rayの代わりに Locを使うための前置きデモ

ModelsUnderLocを ModelsUnderRayの代わりに使えるという話の前置きデモ。Locも Rayも返値は同じ、内部的な処理もおそらく同じ。与える変数が違うだけで基本的には同じコマンド。だから、ModelsUnderLocの代わりに ModelsUnderRayが使えるし、その逆もありなのではないかと。Locの代わりとしての Rayにそれほどの恩恵は無いかもしれないけど、色々と処理がかさばる Rayの代わりに Locが使える。今回は、RayとLocが本当に同じ値を返すかのテスト。

 

KMLデータをブログから配信

ボクのZAW島

ボクのZAW島は KMLをブログで作ってる。

週末はこちらを更新し Google Earth KMLに夢中だっため、SOLA Blogはやや放置してた。ネタは貯まる一方で放出できてないのが体を蝕むような感じがするけど、なかなかキーボードを叩けない精神状態、スケージュールである。で、久しぶりに投稿するネタはやはり KML。だれかもやってると思うけど、KML(Google Earthで観覧するファイル)は単純な XMLだから普通のブログツールで生成できる。こんな風にブログで記事を書くのと同じレベルで KMLファイルを生成してるわけだ。3Dモデルを SOLA G1で KMLにコンバートし、そのKMLファイルからポリゴンデータをブログに投稿して、KMLファイルを生成。コンバートした KMLファイルをそのままアップロードすれば?とつっこまれるかもしれないけど。。全部ブログで 3Dデータを管理するというのが肝心。カテゴリごとにモデルを集めたり、モデルをリンクさせて新しいKMLシーンを作成したり、とにかく便利。そして 3Dデータをブログで、ってところが新鮮で楽しいところ。ブログでZIP圧縮できれば、KMZファイルを作れてもっと楽しいのだけど、まだ解決策は見つからず。。

 
ようこそ、SOLA Blogへ

このウェブログは、三次元のリアルタイムレンダリングに関する話題が中心です。たとえば、SOLAやオンライン3Dゲーム、Web3D、VR。3DCGやプログラミングとかもその範疇。VR未体験の方は、ぜひイークラフトのVRコンテンツで遊ばれてください。とはいえ、雑記といえば雑記かも。

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アイザワ ユウイチ

アイザワ ユウイチ
テクニカル・アーティスト

東京都港区在中、株式会社イークラフト勤務。ランドスケープ業界に新感覚3Dツール SOLAを提案中。下のフォームから連絡とれます。気軽にどうぞ。