CAD図面を GoogleEarthに表示

SOLA G1、修正してバージョン1.6にした。今回のちょっとした目玉はかねてから要望のあった、KMLファイルからのエクスポート。KMLファイルを読み込み、OBJファイルで書き出せるようにした。ただ、KMLファイルの性質上、誤差が生じるので、OBJ→KML→OBJとしてもまったく同じOBJファイルにはならないよ。原点の場所にもよるけど許容範囲内の微妙な誤差が出ると思う。KMLファイルの Styleを IDで指定しているマテリアルは、*.mtlのファイルに色と透明度を書き出す。KMLファイルからのコンバートは以前から要望が出てたもので、ようやく搭載できた。

個人的に気に入った機能追加として、DXFファイルの線形をコンバートできるようにした。今までもDXFは読み込めてたけど、ポリゴンだけだった。3Dばかりに気を取られていたけど、CAD図面の線形を、Google Earth上に表示するのも需要がありそうだ。読み込める線のタイプは、AutoCADで言うところの線分(LINE)。円弧やポリラインなどは読めない。KMLには今のところ線分しか記述できないからね。線分以外の線形はすべて分解して線分にしてから SOLA G1で KMLにコンバート。で、こんな図面ライクなKMLファイルの出来上がり。z値が0だと、表示が切れたりする部分が出るかもしれないので、若干高くしてあげるとキレイに表示される。このサンプルは高度1mに置いてる。CADで高くするのも良いけど、SOLAのトランスフォーム変換使うとラクです。