便利な Director Xtra、OSControlってのがある。WinでもMacでも OSが提供するインターフェースWidgetsを利用できる Xtra。で、重宝するXtraのひとつなのだが、やはりWindowsとMac双方で利用するとなるとややこしい部分もあって。大きさが違ったり、機能が使えたり使えなかったり、挙動が異なったり。両OS間のオーサリングで注意すべき点が不明確だったので、実験してみた。結果としてはドキュメントに書かれてある通りだが、幾つか追加すべき点もあった。
Shockwave でも使える。
Shockwaveでも使えるのが素晴らしいところ。最近は、Xtraをダイアログ出してダウンロードさせるのが不快に感じつつあるので。Shockwaveでサードパーティ製 Xtraを使わないようなオーサリングを志しているけど、やはり便利なモノは便利。Windows環境・Mac環境をお餅の方は是非、体験してみて下さい。Shockwaveで OS Xtra のテストを見る。 ブラウザ内でOS提供のメニューなどを使えるのは嬉しい限り。
2バイト環境はサポートされない。
実は、OS Control Xtraは、日本語環境(2バイト文字)をサポートしない。って使えないじゃないではなくて、実は Directorでは代替手段のない Menu内では使えたりする。ボタン類は上からテキストスプライトを被せれば問題なし、面倒だけど。。 WinXPでは OSmenuでは2バイト文字が使えて、OSpopupmenuでは一部文字化けが生じる。それ以外はすべて文字化け。MacOSXでも、XP同様。ただし、OSpopupmenu = OSmenu なので文字化けしない。 オールドWindowsでは試していないが、クラシックMacではすべての箇所で日本語が使え、文字化けも生じない。嬉しいけど。。。。ユーザ数を考えれば、あまり意味はないかも。 日本語を使用したデモを見る。
Windows デザイン・サイズ
Windowsでみたらこんな感じ。XPではベベルボタンの高さが反映されないのと、プログレスバーが不可に見えない。というのはドキュメント未掲載かも。オールドWindows機は所有していないので、不明だけど。とりあえず、XPのアピアランスをクラシックに変更してスナップショットを撮った。こんな雰囲気であろうということで。。もしWindowsXP以外のOSをお持ちの方がいれば、画像を送って頂けると嬉しいです。
Windows XP |
Windows XP(クラシックアピアランス) |
Mac デザイン・サイズ
アイザワはアップル信者なので、一言。「やはりこうインターフェースを見比べてみると、Macの良さが際立ちます。」 Windows同様新しい OSXではベベルボタンの高さが無視されるのか、もともとベベルの高さなんてないのか。。。OS9では2バイト文字もガンガン使える。プッシュボタンは、OSXではOS9に比べ、入る文字数が少ない。
OSX |
OS 9 |
Windows と Macでパブリッシュする場合。
両者間で使うプロジェクタやShockwaveをパブリッシュする場合、ご覧の通り極めて深刻な違いはない。が、ちょこちょこ細かな相違点もあるので注意は必要。まず、文字の大きさが異なってくるのでポイントを指定した方が良い場合もある。(テストではスライダを移動して文字の大きさを変えられる。) デザインが大きく異なるのはスライダーとタブ、ボックスなど。スライダーは形状が若干異なるが、支障はない。タブは太さが違うのでタブ上に配置するスプライトの位置には注意。 OSインターフェースの大きさはスプライトの矩形で指定するが、Macでは無視される項目がある。スクロールバーやスピナー、プッシュボタンは OSによって大きさが決められてくるので、任意の大きさにすることは出来ない。 操作性ですごく気になるのは、ポップアップメニューとメニューの挙動が違うこと。MacとWinで比べられたら試してみて下さい。ホントにMacが秀逸ですから。ざっと、こんなモノか。要望としてはスピナーがドラッグに反応してくれたら嬉しいのだけど。