ユーザにとって便利なコンテンツを提供するのは誰だ。
Google マップの日本地域対応に続いて、ちょっと考えた。
さて日本のWeb地図サービスの動向だけど、Googleの方向性とはちょっと違う。日本の地図サービスはいかにおもしろくて便利なコンテンツを提供できるのかということで差別化を図っている。例えばグルメスポットや、観光情報、乗り換え案内とか。でも Google は Webページ検索でもそのように、かなりプレーンなサービスしか提供しない。Google Mapsでもそうなんだろうな。地図用コンテンツを作成する日本の地図サービスと、Webからコンテンツを検索するだけの Googleの地図サービス。 今のところ、わざわざコンテンツを作成する日本の地図サービスがユーザのニーズに応えているように感じる。が、ローカルな話題も含めた日本全国隅々網羅したコンテンツを提供することは無理な話で、結局今のところ便利なコンテンツの恩恵を受けているのは一部のユーザであることは間違いない。で、やはり最終的には Google の優秀なエージェントが位置情報から適切な情報を検索してくれる、みたいな設計が理想であり標準になっていくわけで。今ある、グルメ検索(検索とはいえ、あらかじめ用意された情報の中しか検索できないので、Googleの検索とは思想が異なる。)の類は、Yahoo!のカテゴリ検索みたいな位置付けになっていくのかも。情報量は少ない、人為的なカテゴリ検索 と、莫大な情報量でとにかくWEBにあるものナンデモ検索する Google検索。
[追記]
とはいえ、 Google マップもローカルも店の検索、関連ページの表示だけではゼンリンやタウンページのデータベースを利用しているだけのような感じ。要は、衛星写真が表示できるだけではおもしろくない。純粋なWebページの住所テキストと位置情報が連動し表示されたらおもしろいんだけどなぁ。店の検索だけだったら、それこそ便利で頼りになるWebサービスはあるわけだし。
アイザワで検索したら、イークラフト 東京オフィスの住所が表示されて、地図まで表示されると。