よくある住宅シミュレーションソフト。始めに言っておきますが、このツールがどうだこうだの批評はしなし、表題ほどたいした内容もない。この手のツールが沢山ある理由は、ウォークスルーしたり配置検討をリアルタイムに行う需要があるってこと。
あと素人(3Dに関して)のお客さんに対してはこの程度の表現力でもOKなんだろうなと感じた。実際に「へぇ〜、ほぉ〜」という感嘆詞がよく聞こえてきた。 -- なごりがき さんより
そうなんだよなぁ。やはり画面の中の表現とはいえ、三次元は分かりやすい。表現力は写真を見て頭の中で置き換えられる。極端に言えば、プリミティブなボックスや円柱などでボリュームを作るだけでも、僕らは奇麗な3DCGレンダリング以上のリアルな空間を頭の中に描くことが出来る(ハズ)。 で、住宅や内装関係ってほとんど規格化されてるから、3DCGのようにモデリングしないで簡単な手続き型で3D形状ができてしまう。素人でも3DCG画像が作れるモノだから、この手のソフトウェアは人気があるんだろうなぁ(あるのか知らないけど。。)。 が、建築設計事務所までこんなツールを使うのはお奨めしない。
自由度の高いツールがお薦め
似たようなソフトウェアも多々あるが、同様にちょっと待った。住宅に特化した(3DCG風)ツールで造る住宅は、極めて標準的な住宅しかできない。作業工程が単純なものほど、平凡な建築物しか造れない。高価なツールであったとしても、ソフトウェアメーカーが想定した範囲内でしか入力できない。要は、ソフトウェアでデザインの自由度が制限される。というか、ソフトウェアにデザインを決められてしまってる。 だから、設計にこだわる事務所やデザイナーは 3dsmax・VIZ・Maya・Shade・FormZなど汎用3DCGソフトウェアを選ぶ分けだ。リアルタイムウォークスルーが必要なら、SOLAを使えば簡単にできるし。
デザインしてる?
こんな時代だから、どんな業界も3D3Dになってて。ITやデジタルに疎い造園設計事務所ですら、自社で3DCGやるコトになってる。図面の読めない素人のお客さんを相手にすることの多い、建築設計事務所ではもちろん3DCG・ウォークスルーは必須でしょう。確かに手軽さやコストの面でソフトウェアを選ぶのは大切だが、住宅なんてお客様には人生一度きりの大きな買い物なのだから、設計する側もそれ相応の設計するべき。 僕だったら、この類の(設計からプレゼンまで、みたいな)お手軽なソフトウェアで設計して欲しくないですね。お互い納得した上で、安い設計が低価格ならば全然問題ないよ。このソフトで設計するとこんな住宅しか設計できないけど、設計がラクなので低価格です、、みたいな。でもまぁ普通、設計はお任せなのかな、設計されたモノの中から選ぶといった感じでしょうか。マンションや建売住宅だってあるし。当分アイザワには縁のない話だ。。。
何も知らないお客さんが、3Dパースも作ってウォークスルーもできるから、高価な設計料でもしかたないとか、真剣に設計してくれてるとか、。。 安い設計がプレゼンでごまかされるのだけは勘弁。
Category: 3Dグラフィックス
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