Power Mac G4 Cube + Mac mini その8:　Intel Mac Cube誕生

充実のグラフィックス。

標準搭載されたNVIDIA GeForce 9400Mグラフィックプロセッサが、圧倒的なパフォーマンスを実現。最新の iTunesビジュアライザもストレス無く動作します。

ワイヤレスでつながる。

Mac Cubeには、最新の802.11nワイヤレステクノロジーが標準搭載されています。Bluetooth機能も組み込まれているので、 ワイヤレスキーボードやマウスなどのBluetooth対応アクセサリも簡単につなぐことができます。ただし、アンテナがシールド内にあるためか、感度がイマイチです。

なんとブルーレイも

超高速スロットローディング方式HyperDriveで、DVDやCDの再生も作成もお手のもの。そして宇宙の彼方へ飛べるようなブルーレイ機能が搭載されました。

で、リビングPCとなっております。メディアサーバーとして、音楽や映像を溜め込み垂れ流しております。もともと G4 Cubeでも iTunesの再生自体には問題なかったのですが、リッピングに時間が掛かるのと、年々出てくる高圧縮のフォーマットをデコードするのが次第に厳しくなっておりました。一番、気にしていたのは、iTunesのビジュアライザのフレームレートが出ないことでした。もう、静止画？ってくらいカクカクで。

結果、Cubeに Intelを積み込んで良かったです。性能にも出来映えにも満足。あと５年は持つかな。オーディオが光出力できるようになったのも便利。G4だと AirTunes経由でアンプに繋げていたのが、Cube単体で出来るようになった。無線の帯域を無駄に使わなくて済む。Apple Remoteも楽しみにしてたのだけど、イマイチ使いこなせない。

不満な点は、2.5インチのハードディスクしか詰めないこと。搭載できるハードディスク容量が、逆に少なくなった。改造にも不満な点がいくつか残る。まずは、アンテナの感度が甘いこと。これはアンテナの同軸ケーブルを延長できなかったから。エアフローが理想とはほど遠いモノとなった。本来であれば、Cubeはファンレスで、下から上への自然な空気の流れで巨大ヒートシンクを冷やす。出来ればコレを踏襲したかったが、技術不足により断念。１２センチのファンでCPUを直接冷やすことに。CPUが高負荷でも40度前後、ノースブリッジが60度前後と。結果良しではあるが、CPUがよく冷えるのに対しノースブリッジが熱くなるのが残念。ノースブリッジのところには、延長コードがあったりと直接風が当たりにくいからね、コレは諦めることにしよう。

次は５年後、ARMプロセッサに iOS を積むことにします。リビングにはホントそれくらいで十分。